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風雲橋(北海道/標茶町)

 北海道・標茶町の市街地を南北に流れる釧路川。その釧路川に風雲橋という歩行者専用の橋が架かっています。この橋がじつは、廃止となった標茶町営軌道という簡易軌道の遺構であることをご存知の方は、地元の方でも少なくなってきているのではないでしょうか。

 簡易軌道(植民軌道)は、北海道開拓民の入植地における交通の便を図るために各地で建設されました。旧国鉄の駅から道路も通じていない入植地までを結ぶケースがほとんどで、当初の動力は馬、後にディーゼル機関車や気動車へと近代化されていきました。

 しかし、1960年代に入ると、モータリゼーションの進展により道路整備が進み、簡易軌道の存在意義は失われました。その結果、道内各地の簡易軌道は、1970年代前半までに全て廃止となりました。

 標茶町営軌道の場合、開業は1955(昭和30)年、廃止は1971(昭和46)年と、開通期間は20年にも満たない大変短いものでした。今回ご紹介する風雲橋は、同軌道が標茶駅前と標茶町の市街地を結んでいた期間(1961~67年)に使用されていたものです。

 ▼標茶町内の釧路川にかかる「風雲橋」。
 

 ▼橋の下に降りてみると、銘板が見つかりました。
 

 ▼昭和35年10月簡易軌道標茶線第三號橋釧路開發建設部楢崎造船建設株式會社製造
 

 ▼この橋を簡易軌道が走っていた紛れもない証拠です。
 

 ▼じつはこの橋、危険個所が見つかったとのことで、現在は通行できません。
 

 ▼2009(平成21)年11月からずっと通行止めのようです。
 

 ▼規制期間は未定。修復して再び通行できるようにするのでしょうか。それとも…。
 

 <参考HP>
 ・「標茶町営軌道廃線跡を訪ねて」(pyoco3氏HP「減速進行」)

 訪問日:2010年5月15日
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